看護研究:量的研究編その2

前回、量×質をまとめました。

 

wataru-english.hatenablog.com

 

今回は量×量。

だからと言って、いわゆる「r」だけじゃありませんよ(笑)

 

1.正規分布を仮定できる連続尺度の場合

いわゆる相関係数。

ピアソンの相関係数ですね。

2.正規分布が仮定できない連続尺度の場合

この場合は順位相関係数。

スピアマン or ケンドール。

大きくは違わないらしい。

3.順序尺度の場合

通常の相関係数で行うとうまくいかないらしい。

qiita.com

上の記事がすごくわかりやすいです。

特殊な方法を用いて正規分布を仮定できるようにして

相関係数を求めようとするのが『ポリコリック相関係数』。

2値データでもできますが、

正規分布を仮定できる変数でないとダメと。

 

相関係数も意外に奥が深い。

1、2についてはそれぞれに対応する回帰があり、

さらに検定がありと。。。

とりあえず「正規分布で相関」でいいじゃんみたいな感じでしたが

いい勉強になりました。

看護研究:質的研究編その1

質的研究といえばインタビューなんていうイメージが強いですが

インタビューはあくまでもデータ収集方法。

ところが収集方法はいろいろ。 

さらに分析方法もいろいろ。

 

1.主にインタビューによって行われる研究

グラウンデッドセオリー

ライフストーリー

ライフヒストリー

現象学的アプローチ

2.主にフィールドワークによって行われる研究

エスノグラフィー

アクションリサーチ

3.その他

事例研究

内容分析

会話分析(談話分析)

 

すごくざっくりとした分け方ですし、

あくまでも個人的な感覚なので間違っていたらすみません。

質的研究をテーマに書くためにいろいろ調べていたんですが、

量的研究ほどそれぞれの分析方法の定義が明確でない感じ。

その1つとして扱うものの不安定さに起因しているような気もしますが。。。

 

 

看護研究:量的研究編その1

まずは量的研究の分析方法を見てみたいと思います。

変数による分類

X:説明変数、Y:従属変数

1.X:質的、Y:量的

2.X:質的、Y:質的

3.X:量的、Y:量的

4.X:量的、Y:質的

5.その他

1.質×量

説明変数が質的変数、従属変数が量的変数の場合、

代表的な手法としてt検定があります。

が、t検定以外にもいくつかの方法があり

その中から適切に選択する必要があります。

検定方法を選択する際に必要となる情報とは?

a.正規分布しているか?(Y:正規分布/N:非正規分布)

b.説明変数が1つなのか?(Y:1つ/N:2つ以上)

c.対応があるか?(Y:あり/N:なし)

d.等分散か?否か?(Y:等分散/N:非等分散)

それぞれ2つの選択肢があり2通り×2通り×2通り×2通り=16通り

a.Y、b.Y、c.Y、d.Y→対応のある2標本t検定

a.Y、b.Y、c.Y、d.N→ウェルチのt検定

a.Y、b.Y、c.N、d.Y→対応のない2標本t検定

a.Y、b.Y、c.N、d.N→???

a.Y、b.N、c.Y、d.Y→乱塊法

a.Y、b.N、c.Y、d.N→乱塊法

a.Y、b.N、c.N、d.Y→一元配置分散分析

a.Y、b.N、c.N、d.N→クラスカルウォリス検定

a.N、b.Y、c.Y、d.Y→対応のあるウィルコクソン検定/符号付順位和検定

a.N、b.Y、c.Y、d.N→???

a.N、b.Y、c.N、d.Y→マンホイットニーのU検定

a.N、b.Y、c.N、d.N→Brunnner-Munzel検定

a.N、b.N、c.Y、d.Y→フリードマン検定

a.N、b.N、c.Y、d.N→フリードマン検定??

a.N、b.N、c.N、d.Y→クラスカルウォリス検定

a.N、b.N、c.N、d.N→クラスカルウォリス検定??

 

量多過ぎ…。

もう少し書くつもりでしたがまた次回に…。