グラウンデッドセオリーとはなにか??

グラウンデッドセオリーって結局何??

 

Grounded Theory Approach

日本語に訳すと『データに基づく理論化法』って感じらしい。

GTAは、データを基にして(ここから grounded と名付けられている)分析を進め、単なるデータの要約にとどまらず、データの中に出てきた現象がどのようなメカニズムで生じているのかを示す『理論』を産出しようとする 研究法である(ここから theory と名付けられている)。

 今までの質的研究の方法は

その現象が起こる要因の抽出を行い、その関係性を探る。

といった感じ。

グラウンデッドセオリーでは関係性の探索から一歩進めて

理論の産出を目指すものらしい。

そしてGTAのもう1つの特徴は、分析手順を科学的に構築し

客観性の高い理論化を目指している。

 

ここからは意外だったところ。。。

収集するデータの種類

通常はインタビュー法と観察法を併用することが多いが、文書、日記、手紙、メール、新聞、歴史的記録、カルテ、ビデオ、映画など、その現象に関わる様々なデータ も分析の対象にすることによって、現象を多角的に捉えようとする。くわえて、主となる人物の考えや行為だけでなく、それに影響を与える周囲の 人々からもデータ収集をおこない、1つの現象をいろいろな立場から見た複合的なデータを収集した方がよいと考えられている。

グラウンデッドセオリーというとインタビューのイメージだったので意外。

これは1つの物事を多面的に分析することが目的であり、

いわば出演者の相互関係の分析も行うことを目的としているから。

 

ただ、一番の謎はテクストの作り方。

分析のスタートはコーディング。その元になるのがテクスト。

ただ、カルテや文書からどうやってテクストを作るのか??

そこは謎のまま。

 

あとはGTAっていろんなバージョンがあってわからない。

 

参考&引用はSFC:戈木グレイグヒル滋子先生(日本におけるGTAの第一人者)。

http://gakkai.sfc.keio.ac.jp/journal_pdf/SFCJ14-1-02.pdf