統計ソフトまとめ
看護研究で量的研究をする場合にぶつかるのが統計。
もちろんごく簡単な計算であれば手計算もできるでしょうが…。
とりあえず下に統計処理のできるソフトを書いてみました。
EXCELはみなさん、知っての通りのソフトウェア。
SPSSは看護研究では比較的よく使われているのではないでしょうか。
大学などには多く使用されているソフトウェアです。
JMPはSASと同じ会社が作っているソフトウェアでGUIが特徴です。
HADはソフトウェアではなく、EXCELのアドインですが多機能かつ高機能。
いくつかの特徴別に分けてみます。
無料か有料か
無料:R、HAD?
有料:OTHER
R以外は有料です。価格はさまざまですが…。
SAS:¥620,000
SPSS:¥350,000
JMP:¥78,000
EXCELは多くのPCに入っていますし、その意味では無料に近いと思います。
また、HADはEXCELがあればという前提ですが無料で使用可能です。
GUIかCUIか
GUI-Graphical User Interface
CUI-CommandLine User Interface(CLI-Command Line Interface)
簡単に言えばボタンで操作するGUI
RはRcommanderを使えばボタン操作が可能です。
機能はどうなのか
よくわからん。
たぶん順番的にはあっているかと思いますが用途によるのかと思います。
100件程度のデータのt検定レベルであれば変わらないかもしれませんが、
最新の統計手法であればRが有利だと思います。
参考書ってあるのか
SPSS、R>EXCEL>SAS、JMP・・・・・・・・HAD
SPSSとRはたくさんありますし、EXCELもたくさんあります。
ただ、EXCELに関してはSPSSやRに比べるとバリエーションが少ないかも。
HADに関しては開発者による情報が十分にありますし、
機能的にはそれほど複雑でないので十分いけるかと。
結論:看護研究に使うのはどれがいいのか
- SASはおそらく使うのが難しいと思います。
- SPSS、JMPが使える環境であればこれでいいのかも。
- たとえばt検定を行うのであればEXCELあるいはHAD
- t検定より複雑な処理を行いたい場合はHAD or R。HADを第一選択としつつ、HADで対応できない場合にRを使うのが一つの方法。
個人的にはR押しですが、必ずしもRを使う必要はないですし、
Rに慣れること自体が負担になるかもしれません。
なのでHADが第一選択かなと思います。
簡単そうだけどEXCELって意外と面倒くさい。
ヒストグラムもグラフから作れないし。