p値の意味ってなんぞや??
統計処理をして、
あるいは統計に関する本を読んでて、
関門になるのがp値。
「有意確率をp<0.05とした。」とか
「p=0.047」とか
よくわからん。
wikipediaによると・・・
やっぱりよくわからん。
イメージ的には、くじが当たる確率かな。
AとBの平均値を比較したときに「p=0.01」という結果が出たとすると・・・
0.01、つまり1%の確率で「差がない」というくじが当たることになります。
pが小さくなると「差がない」というくじを引く可能性がどんどん小さくなります。
じゃぁなぜp<0.05を有意確率とするかといえば、
「なんぼでもいいけど5%くらいが無難かな」って
どっかのお偉いさんが決めたってだけ。
だから、p<0.10にしている研究もあるし、
p<0.01にしている研究もある。
だけど無難なのがp<0.05っていうわけです。
ちなみに言っちゃうと今では「p値は古い」といわれています。
ただ、看護研究ではp値でいいかと思います。
看護研究に詰まったとき…
はい、ざっくりしたタイトルです。
看護研究に詰まったとき、どうするか・・・??
1.やめちゃう。
そんなことできればいいけど・・・ね(笑)
2.ネットで情報を探す。
インターネットは、いっぱい情報があります。
ところが、ありすぎるんです。
終点が見えていれば、そこまでの道を探すことはできますが、
迷子が使うとあれもこれもよく見えちゃってとんでもないことに・・・。
3.本を読む。
というわけで、本を当たりましょう。
情報量には制限がありますが、行先を探すには十分でしょう。
迷子から脱出することはできます。
4.超基本のき
研究以前のモンダイ 看護研究で迷わないための超入門講座 (JJNスペシャル)
- 作者: 西條剛央
- 出版社/メーカー: 医学書院
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: 単行本
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質的研究のトップ研究者の西條先生の本。
どんな風に研究を進めばいいのかを書いてあります。
ただ、切り口が少し違うので突破口になるかも。
こっちは、具体例が多くてわかりやすい本。
この時期に読むには少し遅いかもだけど、十分役立つ本。
道しるべとしてはVery Good!!
5.質的研究で詰まったら・・・
上の本を書いた西條先生の質的研究の解説本。
グラウンデッドセオリーアプローチに近い考え方のベースにしているけど、
ほぼ、先生と教え子の会話で進むので読みやすい。
立ち読みでもいいので、読んでみて難しいと思えば、
こっちでもいいかなー^^
7.量的研究は・・・
次回で(笑)
看護研究:量的研究編その3
看護研究:量的研究編の第3回。
1.質×量
2.質×質
3.量×量
4.量×質
(説明変数×従属変数)
5.その他
このうち、1と3は終わりました。
ということで残りを行ってみたいと思います。
2.質×質
質×質=クロス表の検定
項目別にカウントしてその表を検定。
2×2で1つのマスあたりの数が少ないときはフィッシャーの直接確率検定。
前後など対応がある場合、マクネマー検定らしい。
4.量×質
この場合はロジスティック回帰分析。
ただ、説明変数と従属変数を入れ替えるとt検定なども可能。
質的変数の内容によっては、具体的に差を示せる点で優位性があるかも。
5.その他
1.一般化線形モデル
ポアソン分布など特殊な分布を背景とする検定が可能。
ロジスティック回帰分析はこれに含まれる。
2.生存時間分析
医学分野では治療法の生存率の分析などに用いられる。
看護の分野では転倒などの事故発生率の分析に使えそう。
3.時系列分析
長期間の変化を見るもので回帰分析ができないもの向き。
病床稼働率の変化などに使えそう。
☆結論
めっちゃ久しぶりですが、地味に看護研究で検索されており、
更新してみました。
個人的には生存時間分析とか時系列分析をしてみたいかな。